ゴールドラッシュとNFT

はじめに

こんにちはウルスです。今回のお話はゴールドラッシュ。つまり「金」のお話。カネじゃないですよ。キンですよ。将棋の金じゃないです。将棋の金ラッシュだったらそれはそれで面白いですね。強い人は飛車と角抜き。私は王将以外全部金。そんな戦いになったらどういう結末を迎えるんでしょうね。将棋の金ラッシュ。この話はまた今度するとして、今回はゴールドラッシュ。そう、ゴールドがラッシュしたお話です。

こちら私もいろんなビジネスの場で話しには聞いたことがありますが、実際の現場を見たことはありません。「ゴールドが大量に発掘できる場所があるらしい。行けば誰でも大金持ちになれるらしい。」そんな噂が広がって、多くの人が一攫千金を夢見て集まった。そんな時代があったみたいですね。まるで夢の国、いや、まるで金のなる木。楽園。黄金の国ジパング。また話が逸れてしまった。

お金は好きですか

みなさんお金は好きですか。日本でこの話をするとね、いろいろあるんで大きい声では言いにくいですよね。なのでやはりこの質問はやめておきますかね。では質問を変えましょう。みなさん自由になりたいですか。私はなりたいです。自由になりたくない。そんなことをいう人は少ないのではないでしょうか。不思議ですね。同じような質問なのに、自由というときれいに聞こえる。お金というとちょっともやっとする。これは私に長年蓄積されてきたある種の思想なのかもしれませんね。え、私がお金を好きかどうかって?そうですね、たしなむ程度に好きですね。大体一日でチューハイ2杯くらい飲みますよ。飲みすぎると本性が出るのが怖いですね。すぐ眠くなっちゃうのでほどほどにしています。あれ、お酒の話じゃないですか。これは失礼。ちょっと飲み過ぎたようです。

ゴールドラッシュとは

さて、歴史に名を刻んだゴールドラッシュ。あの時代に何があったのか調べてみましょう。詳しいことは音声で解説する予定ですので、そちらをお楽しみに。こちらに我が師匠グーグル先生そしてウィキペディア教授のありがたい教科書がございますので、気になる方はご覧ください。(ゴールドラッシュ by wiki)授業料は高いですよ!そうゼロが何個つくと思います?そうですね、ざっくり言ってもゼロが10個くらいは必要ですね。通貨の単位はドルでも円でもビッドコインでもなんでもOK!つまりいくらだと思います?ゼロが10個です。それだけ。そう。つまり無料!タダ!ビックリ!今の時代では歴史はゼロ円で学べるんです。ラッキーですって!?いやいやそんなに世の中甘くありませんよ。私や皆さんに問われていること。それはですね。これは個人の感想ですが、得た知識を使って世界をよりよくすること!これはもちろん任意参加です。そしてやり方は自由。あ、世の中っていうと大袈裟ですね。自分の周りの世界を少しだけよくすること。それは情報を伝えるだけでもいいですし。応援することでもいいです。なんにせよ自分の周りの世界をより良くすること。それが広がっていけば世界はより良くなっていくはずですね。

さてまたまた話が逸れたので本線に戻しましょう。そうゴールドラッシュ。これはですね。世界各地で発生したようです。つまり、人類がですね、「ゴールド」というものが掘ったら出てくると知った。そして、ゴールドを自分の手中に収めるチャンスがあると知った。これをですね。多くの人が知り、行動に移した。これがゴールドラッシュです。当時みなさん何をしたか。祈ったのか。学んだのか。違います。ゴールドを手に入れるために具体的に行動をしたんです。これが世界的にラッシュした。それがゴールドラッシュ。あれ、ラッシュってなんだろ?

ラッシュとは

パトラッシュ、僕はもう疲れたよ。
ネロ少年/フランダースの犬

感動のラストシーン。涙なしにはみられないですね。あ、すみませんね。パトラッシュの説明が足りないって?これはですね。あの世界名作劇場アニメ作品『フランダースの犬』最終話のワンシーンです。ねぇ、皆さんも泣きましたよね。あれ、ちょっとこれ台本違うじゃん!誰だよーラッシュとパトラッシュ間違えたのは!

そうそうラッシュの話しでした。ラッシュというのはですね、調べるとこちら。

1.突進すること。突撃すること。特に、ボクシングで、猛然と攻撃すること
2.物事が一時にどっと集中すること。例えば帰省ラッシュ。出産ラッシュ。

ラッシュとは by weblio)

つまりゴールドに対して多くの人が突撃し短時間そして狭い地域にどっと集中する。この状態ですね。きっと大晦日のディズニーランド。満員電車。大人気ミュージシャンのライブ。大人気ファッションブランドの特別セール。これらに匹敵するかそれを上回るラッシュ度合いだったんでしょうね。そしてそろそろ夏ですからね。帰省ラッシュによる渋滞が今年はどうなるのか。気になりますね。「帰省ラッシュとかけて、ゴールドラッシュと解きます。その心は、大切な存在に会いに行く。」ですかね。おあとがよろしいようで。

一攫千金は実現したのか

勘の鋭い皆様ならもう私が話したい内容はお気づきですよね。そうなんですよ。ゴールドラッシュ。参加者全員が大量のゴールドを手に入れて一攫千金を実現したのか。どうだったんでしょうか。私の知る限りでは目標を達成した人は少数。現実は厳しいですね。

まずはなぜゴールドを手にして一攫千金を実現した人が少なかったのかを考えましょう。この考察は面白いですよ。自分も自戒を込めて書いています。大きな論点は2つ。ゴールドの総量。そして参入タイミング。

ゴールドの総量

地球上のゴールドの総量は決まっています。錬金術は存在しません。つまり、限られた資源をどう分配するかというゲームです。プレイヤーが少ないうちは取り分も多いかもですが、プレイヤーが増えた時点で基本的に取り分は減ります。しかもフィジカル重視の奪い合い。連想するのは節分や新しい家を建てた時の餅まきやお菓子ばら撒きの奪い合い。あれも人の手を通しての奪い合い。ゴールドは持ち運び難易度が高いので、基本的に総取りは不可能。横取りもOKな無法地帯ゲーム。この状況下で一人で参戦して確保できるゴールドはどのくらいでしょうか。しかも既に予選段階で乗っている船には屈強なおっさんがたくさんいる。あいつらはチーム戦か。隣のやつめちゃめちゃ調べてきてる。あの人紙袋大量に持ってる!ゴールドが何かを知ってるのかな。だがしかし、優勝するのはこのオレだ。やる気と情熱だけは誰よりもある。そして運がいい。だから大丈夫。という答えを導けるでしょうか。

もちろんたまたま自分だけが掘っているエリアでまだ見ぬ大きなゴールドの塊を見つけるかもしれない。期待値は未知数。ゴールドの総量は決まっているけど、その最大値は誰にもわからない。チャンスはあります。ただ、あらゆるところにプレイヤーがいる宝探しで地の利もない初心者が巨大なゴールドを確保して自国まで安全に持ち帰り、勝利を実現する。このシミュレートを情報が少ない当時に行う難易度の高さ。そして予測通りに勝ち切れた人は少ないんじゃないでしょうか。あ、絶対無理という話をしているわけではないのであしからず。

参入タイミング

ゴールドを最初に見つけた人はどういう行動をしたのでしょうか。最初のゴールドである砂金を見つけた。次に周りにも多くの砂金があることを発見。寝る間も惜しんでそれらを集めた。数日それを繰り返し家にゴールドを大量に確保。まだ誰にも知られていない状態。そしてそれを誰かに売る。ここで周囲の人に情報が知れる。親しい知人や家族にだけは伝えていたかもしれない。最初の人の周りで彼のことをこう呼んでいたかもしれない。「ゴールドマン」。まぁあだ名はいいとして、最初の人とその周囲の人は誰もライバルがいない状況でゴールドを取り放題。

ゴールドマンがゴールドで一攫千金を実現したことが知れると、そのゴールドをお金に換金した人や、ゴールド発掘エリアの近くに住む人たちが少しづつその価値に気づき動き始める。第二のゴールドマンの誕生です。そこからは波及的に同じ町の人々、隣町の人々、隣の州などに広がっていったでしょう。

ゴールド取り放題の特別タイムが終わるまでの時間がどのくらいかわかりませんが、ある一定数のプレイヤーが参加した時点で、1ha(ヘクタール)あたりの人口密度は損益分岐点に達し、そのエリアのゴールドの残量と一人当たりの行動量は釣り合わなくなっていきます。バランスが取れないならまだいいですが、ゴールド自体が枯渇しているのに、時間差でゴールドラッシュを知った人たちが後から後から押し寄せる。でもゴールドは既に見えるところには存在しない。もう何周も川の底を救って砂金がないことは証明されているのに、「はい、このエリアで砂金すくうなら1時間千円払ってねー。砂金を見つけたら大体100万円になるからね。みなさんチャンスですよー」なんてアコギな商売をする人もいたかもしれません。でもこの事実に初心者は気づかない。宝探しというランダム性のあるゲームだからこそ成立する宝のない宝探し。その中でもたまーに見つけられなかった砂金を見つける者が現れるから熱が冷めない。

このエンドレスなゲームが終わるためには「一定期間ゴールドが出ない」これを多くのプレイヤーが認識する必要があるので時間がかかりそうですね。ただこのシミュレートから思うのは、イチゴのないイチゴ狩りよりも判断が難しいゲームだったということです。自分がどの状況にいるのか、残りのゴールドがどのくらいあるのか、まさに暗闇マラソン。ゴールのない全力疾走。人生の多くの時間をゴールド探しに費やした人のことを想像すると、今回の視点は学ぶべきところが多かったと思います。チャンスの女神には前髪しかない。そんな言葉が思い出されます。

一番儲けたのは誰か

ゴールドラッシュのときに儲けたのは、金を掘っていた人ではなく、ショベルやテントを売っていた人だった。
ピーター・リンチ

この話でやはり有名なのがリーバイスですね。他にもありますが一旦こちらで。リーバイスは1848年にアメリカ西海岸でゴールドラッシュが始まった数年後。作業着がすぐにダメになるのを見て、テントの帆など頑丈な布で服を作り、港湾労働者向けに作業用のパンツの販売を開始。これがうまくいき事業を順調に伸ばし、特許も取得して大企業へとなりました。

先ほどの参入タイミングやその後の冷めやらぬ盛り上がりを考えると、想像以上の人がある地域に身軽な服装で殺到したことが想像されます。そして終わりなき宝探しのための投機を続けた。もうゴールドはほとんど取られきっているのに。でもチャンスを掴むためには道具そして行動への時間的投資が必要。服装や工具、本物の砂金かを判定する装置。ゴールドを見つけるためのノウハウ本。ゴールドを見つけた人たちの成功物語。そして哲学本。あらゆるものがゴールドを見つけて一攫千金を実現するために必要で、多くの人がそれを買い、自分の時間を投資することで夢に近づいたのではないでしょうか。

道具提供者がどのような思考で商品を提供していたかはわかりません。ただ一つ言えるのは彼らはゴールドを狙ってはいなかった。お客様として定義していたのは彼らの商品を買ってくれる人。そしてそこにたくさんの人がいて、必要とする商品があり、お客様にはそれを買うお金があった。購入者の思考を知り必要なものを適正価格で提供する。この需要と供給を自分自身がコントロールできる行為を効率よく行なった。なので儲けることができた。思うに、ゴールドを見つけに現地に行ったけど、現地調査をしたら勝機がないことを理解して、道具提供者側に即切り替え財をなした人もいた気がしますね。このパターンの動きができる人は初志貫徹ではないですが生き残る力を持っている。こういう人はどこに行っても、そしてどんな状況でも変化できるので生き残れそうですね。

NFTとゴールドラッシュ

さてさて。やっとこさ本題です。NFTとゴールドラッシュ。いやぁ。ちょっとたくさん書き過ぎちゃったんで疲れちゃいました。この本題は音声をお聞きください。とはいえトピックだけ書きますね。

すごーーく大切な要素は。「NFTにおけるゴールドとは」という視点。ゴールドの定義は「世界における総量が決まっている特定の素材」別のものは存在しない。ただ、NFTの場合、特徴的なのは「インターネット上のものに所有権を与えるという仕組み」そして、NFTARTブランドや仮想通貨のように「ゴールド自体を作ることも可能」とも言える。ここには大小いろんな視点がありそうです。私が今時点で考えている要素は下記にまとめてみました。考慮抜けはもちろんたくさん。そして定義方法自体が間違っている場合もありそう。さてどんな楽しいお話となるのか。はじまりはじまりー。

■NFTにおけるゴールドとは
・仕組み:NFTやクリプトは仕組みであり、この概念自体がゴールドであり誰でも利用可能
・作品:特定の仮想通貨、NFTARTブランド自体がゴールドであり総量コントロール可能

■NFTラッシュで儲ける人は誰か
・作り手:ゴールドを作り出せるという視点ならNFTブランド作成者
・加工者:NFTという仕組みを利用してゴールドアクセサリーを作る人
・道具屋:ゴールドでいうとジーンズを作った人、NFTならウォレット、もしくはNFTの現実利用ツールを作る人
・翻訳家:NFTとは何かをわかりやすく伝える人、使い方を伝える人
・伝道師:NFTが概念としたらこの思想を広める人

Twitterスペースはこちら。今回は諸事情により交流部分の録音はなしとなります。

stand.fmは前半の一人語り部分に特化!主にゴールドラッシュのことについて深掘ってみています。

おわりに

今日も素敵な思い出ができました。改めて深い思考そして誠実性って大切だなと感じた時間でした。ご参加いただいた皆様ありがとうございます!

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