[基本]詐欺の3ステップ

はじめに

どうもウルスです。今回は詐欺の3ステップについてまとめていきたいと思います。

どんな詐欺も基本的にはこの構造で被害に遭う。つまりこの3ステップのそれぞれを守り切ることができれば詐欺被害には合わない。と言い換えることができるかもしれません。では早速みていきましょう。

詐欺の3ステップ

詐欺の3ステップ

1.詐欺師と接点を持つ
2.(自分が)勘違いする
3.(自分が)財産を渡す

そうです。ほとんどの詐欺がこのシンプルな構造によって成り立っています。まずは接点を持つこと。詐欺師は幽霊ではありませんからね。しっかりと現実的な手段を経由して接点を持っていきます。そして「詐欺」の最大のポイントは2。あらゆる手法を使って「勘違いさせること」を促してきます。2を起点にして3の財産が奪われる状態。これが引き起こされます。

つまり、この3ステップのそれぞれを守りきることができれば理論的には財産を奪われることはありません。ちなみにこの3ステップは素早く行われる場合もありますし、ゆっくりと時間をかけて信頼を構築した後に、ゆっくりと我々が気づかずに行われる場合もあります。もし詐欺に遭われた方がいらっしゃいましたらこの3ステップに合わせて振り返ってみてみるのもいいかもしれません。

最も大切なことは「勘違い」をしなければ詐欺には合わない。勘違いとは本当ではないことを信じてしまうこと。これは真理と言えると思います。私たちはたくさんの人との繋がりによって生かされています。それは素晴らしいものです。ただその中に潜む悪、詐欺師は必ず存在します。その悪意に気づき、防ぐこと。防御力を高めて財産を奪われなければ、あなたの人生をそして周り人たちの世界をより素晴らしくすることができるでしょう。

では1つずつ見ていきたいと思います。

1.詐欺師と接点を持つ

詐欺師と関わりを持つ。詐欺師に遭遇する。詐欺師からのDMを見る。いやーこのアクションはしたくないですね。私も心底会いたくないですね。顔も見たくないです。DMを開けたくもないです。視界に入ることすらいやです。どっかいってほしいです。そんな気持ちはありますが、現実はやはり甘くはない。

そうなんですどんなに注意していてもやはり人間として社会生活を営む上では誰かしらに会わないといけないわけですよ。無人島で一人で生活する。それなら詐欺師に合わないので被害に遭うことはありません。夏ですからね。どこか素敵な無人島に大切な人と一緒にいく。素敵な時間になりそうですね。あ、また脱線してしまうので話しを戻しましょう。

そうそう。相手が詐欺師であるかどうか。それを初期段階で判明するのはほぼ不可能です。なぜなら最初は大抵ただの人としてやってくるからです。時には素敵な人だなと思うこともありますね。そうなんです。つまり詐欺師は優秀だと言う事は認めざるをえません。我々は詐欺師に会っている。そして接点を持っている可能性がる。この事実をまず認めることが詐欺の被害を減らす1つのポイントと言えるかもしれません。

この1ステップ目において明らかに回避できることもあります。それはDM(ダイレクトメール)で来る詐欺師。もしくは出会ったその場で何か詐欺師であることを証明する行動をしている詐欺師。彼らはどこかでボロを出しています。自分が詐欺師であると言うことを示しています。そのボロを拾うことができ、かつそれがボロだと判定することができれば、私たちは騙されないでしょう。つまり2のステップには行きません。

2.勘違いする

この2ステップ目が興味深いのは。自分で自分自身を錯誤に陥らせている。つまりまちがい、あやまりを正しいと勘違いする。この判断を自分自身がしている点です。もちろん詐欺師からのアプローチによって勘違いをする。こういう構造にはなっていますが、最終的に彼らを信じているのは自分自身です。これもまた認めなければいけません。

もちろん詐欺師は悪い存在です。ただ最終的に勘違いをしたのは自分自身。そして勘違いの手間にあるいくつかの情報の判断。この判断の積み重ねも自分自身が行っています。被害に遭われる事。それは本当に悲しい出来事ですし詐欺師が全面的に悪いと思います。この事実はもちろん変わりませんが、詐欺師のことを信用してしまった。もしくは詐欺師からの一つ一つの情報を本物であると信用してします。これは誰がやっているのか。誰が本物だと定義したのか。それは自分自身です。

なぜその情報が本物だと定義したのか。なぜそのファイルが危なくないと思ったのか。なぜ彼に悪意がないと信じたのか。なぜ彼が優しい男だと思ったのか。なぜ彼が言ったことの真実を確認しなかったのか。なぜ条件反射で相手の言う通りに動いたのか。詐欺に会ってから振り返ると勘違いしなくても良かったお場面があるかもしれません。そしてその時の判断はやはり自分自身が決定しています。

そして詐欺師は場数をこなしている場合が多いことも事実でしょう。つまり、こちらがどうやって勘違いをするかの細かい手順を把握している可能性は高い。疑われたらこう返す。別のルートに行ったらこう話を戻す。これらの方法も確立されている可能性は高いです。詐欺師が悪い。勘違いしないという行為は嘘を見抜くゲームと似ています。ゲームに負けるのは辛いですよね。被害にあったことなんて認めたくない。私も詐欺被害にあったことがあるのでわかりますが、プライドはズタボロですね。自分の過去を否定しなければいけない。私だって認めたくないですよ。ただ、起こってしまった事は致し方ない。そしてなぜ起こったのか。

少し自分自身の思考とは何かを考えてみます。自分自身は今何を考えているか。自分自身とは何か。自分が今認識した情報は正しいのか。それを証明することが自分自身に対してできるのか。もしくはどうしたらそれを正しいと証明できるのか。こんな問いをしっかりとすることができれば、私もそうですが当時起きた勘違いする前、もしくは勘違いした後の行動が少し変わっていたかもしれません。思考が変われば行動が変わる。行動が変われば結果が変わる。このシンプルな構造もこの2ステップ目に当てはめてみるのもありかもしれませんね。

「勘違い」これが2ステップ目です。では最後のステップを見ていきましょう。

3.財産を渡す

詐欺師が狙っているのは私たちの財産です。財産とは何か。いろいろありますね。わかりやすいのはお金。不動産。宝石などの財産。もしくはそれを証明する書類。クレジットカードのIDとパスワード。免許証のコピーも財産かもしれません。そしてインターネットの時代、IT技術に関するそれ以外の財産も存在しています。SNSのIDとパスワード。NFTなら秘密鍵。さらに広い意味での財産。それは私たち自身の肉体。そして、私たち自身が大切にしている友人。彼との関係もSNSアカウント手に入れて奪うことも可能な時代。つまり私自身しか持ち得ていないもの全て。私たちが大切にしている何か全て。これらも広い意味では財産と定義できるかもしれません。

さらに広げると私たちが持つ時間すらも財産なのかもしれません。その時間はできれば大切な人のために使いたいですよね。詐欺に巻き込まれ、勘違いをする。その勘違いによって引き起こされる長く悲しい思い出の時間。こんな時間はですね。ないほうがいいんですよ。でも悲しいかな発生している詐欺事件。時間が浪費されるだけだから被害は無い?でも人々に平等に配られて限りがあるもの。本質的には我々が持っている財産の中で最も大切なもの。それは時間です。これを奪われてしまう。これはつまり私たちが大切にしている命。その時間。素敵な思い出を作るための材料。財産。これを奪われていることに等しいと思います。

少し拡大解釈をして本線からまだ離れてしまいました。ただ詐欺師たちが狙っているもの。それは私たちの財産であり特にお金です。彼らはこのシンプルなゴールのためにあらゆる手段、あらゆる方法、あらゆる場面、あらゆる心理的変化、あらゆる調査、あらゆる準備、あらゆる場数という徹底した準備をしています。そして多くの人間を巻き込んでこれを達成しようとします。彼らはプロです。彼らは私たちの財産を短期的に、もしくは長期的にゆっくりと奪うこと。このミッションのために全力で攻撃してきます。この詐欺師たちの徹底したそして精度が高い攻撃に対してわれわれは防御をしなければいけません。

3ステップ目。詐欺被害における最大の被害を発生させる行為。これは彼らに私たちの大切な財産を渡してしまう行為。これもまた深掘ってみると興味深い視点があります。それは「誰が財産を詐欺師に渡すのか」です。詐欺と言う犯罪は窃盗や強盗ではありません。完全なる心理操作。そうです。3ステップ目は自分自身の行動により発生します。銀行振込だけでなく、自分自身のウォレットアドレスに紐付く重要な情報を彼らに提供する行為。もちろん秘密鍵などの情報を直接渡しているわけではありませんが、結果的に自分自身の行動がきっかけで引き起こされています。

と言うわけで詐欺師が悪いもちろんこの真実は変わりませんが。この3ステップ目に入ってくるともはや詐欺師のことを信じきってしまっている。疑う思考はほぼゼロ。自動的に進められる私自身によるお金を渡すという行為。これが詐欺師が狙っていた最終的な我々の行動です。この段階では周りからの声はなかなか本人に届かない。あなたこそ私を騙そうとしているのね。この嘘つき!こんな怒りを善意の人に向けないようには気をつけたいですね。

私は大丈夫は危険

私は大丈夫。そう思ってる方は多いと思います。私自身も「私は大丈夫」そう信じていました。ただ、やはり詐欺にあった後に振り返ってみると。思考の穴がたくさんありました。本当に恥ずかしい出来事ですよ。そう。穴があったら入りたい。そして入った穴に詐欺師がいる。そんなこともあるのかもしれませんね。本当に詐欺師っていなくなってほしいですね。

最悪の3ステップ目を防ぐ

この3ステップを防ぐにはどうすれば良いのか。それはオレオレ詐欺もそうですが最悪の3ステップ目「財産に渡す」。これが具体的に何かを学ぶ事。これは1つ大切な視点かなと思います。もちろんお金を奪うというか振り込ませる。最近だとウォレットアドレスを何かのきっかけでハッキングする。そんな特別な方法もあるとは思います。ただ、やはりこの「財産を直接相手に渡す」行為。これがどんな意味を持つのかは私自身含めて改めて考えてみる必要があると思います。

信頼も財産も同じ。作るのには圧倒的な時間が必要になる。そして失うのは一瞬。基本的には3ステップ目「財産を渡す」を行った後に、渡した財産を回収する事。これは難易度が相当高いと思います。もちろん犯人を特定し回収プロジェクトを組む。できなくはないと思います。ただ彼らは詐欺師というプロ集団。一度手に入れた財産をそのままそこに置いておくでしょうか。マネーロンダリング然り悪の組織の内部を構造私は知りませんが、少し想像しても日常的に詐欺行為をしている人たちは、手に入れた財産はすぐに浄化。そこには置いておかないはずです。

詐欺行為という仕組みを構築してきたプロ対、一個人しかも誠実で誰のことでも信じてしまう人。もちろん犯罪行為なんて行ったことがない。この善良な一般市民がプロ詐欺師からお金を回収する事はやはり想像を超える難易度と思います。

さいごに

というわけで詐欺師が目的を達成する3ステップでした。いかがでしたでしょうか。どのステップも目を背けたくなるような情報ばかりですね。でもこれは現実です。目を背ける行為は防御力が下がるのであまりおすすめはしませんね。悪を知り己を知れば百戦あやうからず。防御力高めでいきましょう!

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